ワーキングプアからの脱却を目指す株式投資

元新聞配達員のワーキングプアが没落老人回避のために孤軍奮闘

今回はちょっと違うのでは?

アメリカの来年度の財政赤字は約1兆ドル弱で日本円換算で100兆円を軽く超えていきます。このため国債を乱発に近い増発をするのが確実なため、米国債が売られ金利が急騰という展開になっているわけですが、ただこの話、だいぶ昔から深刻な財政悪化として問題視されてきたわけです。なので今回のトランプ減税に端を発した米国債乱発懸念についてはマーケット的にはどうなんでしょう?あまりこの問題自体を大きく捉えている感じはしませんね。確かに金利の上昇に過敏に反応したというのが今回の急落の要因とされていますが・・。

さて、暴落から時間が経って少しずつマーケットが落ち着いてきましたね。

先週発表になった投資主体別売買動向では、外国人は5週連続の売り越しで、今月の第1週では何と6446億円の大幅売り越し。逆に個人は7458億円の大幅買い越し!(現金勘定では5644億円の買い越し)

これは注目に値すると思います

 

      海外投資家  信託銀行 個人合計 [現金 信用] 日経平均 ( 前週比 )
2月 ―――
  第1週  ▲6,446   917    7,458  [ 5,644  1,813 ] 21,382円 ( -1891 円)
1月 ―――
  第5週  ▲3,525   1,787    2,733 [ 984  1,748 ] 23,274円 ( -357 円)
  第4週  ▲3,560    313    1,817   [ 144  1,672 ] 23,631円 ( -176 円)
  第3週  ▲2,222    505    ▲229  [ ▲624   394 ] 23,808円 ( +154 円)
  第2週   ▲316   ▲121     1,774  [ 196  1,577 ] 23,653円 ( -60 円)
  第1週    4,851    35   ▲5,746 [ ▲4,578 ▲1,167 ] 23,714円 ( +949 円)

 

そして裁定買い残が一気に1兆円台に減少。

さらに好調な経済指標と企業業績を理由に多くのアナリストの方たちが「今こそ絶好の買い場!」と推奨しています

そういうこともあって個人の約15兆円とも言われるMRF待機資金が買いへと動き出したのでしょう。突如、現金で5644億円の買いですからね。恐らくこの資金の多くは新規の投資家の資金なのでは?と思います。

確かに過去を振り返ってみても外国人が売り切ったところが底になって反転急騰という局面が多々ありました。順張り外国人に対して逆張り個人が見事なカウンターパンチを食らわせて圧巻の勝利を遂げた相場を私も多く見てきました。

ですが・・・・・

今回は、ちょっと違うのでは?

と個人的にはそう思っています

心の中で違和感が離れずにいて「う~ん、ちょっと待てよ・・」と心の中で呟いているというのが正直なところです

具体的に何が違うのかというと、ダウの底値が浅すぎるという点ですね。

昨年2017年9月にFRBが資産圧縮を決めて、すでに始まっている政策金利の利上げと合わせて引き締め政策が本格化することが決定しました。本来ならば、ここで一旦株価は下がらなければいけない。教科書的には下落ですね。ところが資産圧縮が決定したあたりから株価が急騰を始めました。ここなんですね。おかしいのは。昨年の9月あたりから歯車が狂ってニューヨーク市場が暴走を開始した。私が注目しているというか、懸念しているのはこの点なんです。